森を歩いていたら、大きな木に出会った。
空高く、枝ぶりは、その森の天井のようだ。

なんだか・・・・・小さい事に悩んでいる日々が馬鹿らしく
なった。耳を澄ますと・・・・・鳥の囀りと、風の流れる音
だけ。

この木は、樹齢何年なのかな?
ずーっと此処で、森を見つめている。
おそらく精霊が宿し、妖精たちの棲家になっているんだろうな。

幹に耳を当ててみた。
自分の鼓動と、幹の水を吸い上げる音が聞こえる。
私と大木の同化した瞬間・・・・・微かな声?音?で、
笑い声が聞こえた。

シーンと静まり返る「静粛」の中で。

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