毎年のことだが、10月の中旬から11月中旬まで、被写体に
苦労してる。昨年はこの時期、ミサゴ・ハヤブサ・クマタカと、
順番にシフトできたが、長野県へ移住したら撮影ポイントが
遠く往復で約40kmも距離が増え、時間は下手すると2時間
ほど移動距離が増えた。移住は失敗だったのかも・・・・・
そんなこと思っていたら、訃報が3件も入り、私の育ての父が
亡くなった。ショックで落ち込み何も手に付かない。
なんだか物事が上手く進まない。イラダタちさから、地元での
飲酒も増えて、精神的にも肉体的にも落ち込んでしまった。

今年の2月に北海道知床の羅臼港に、釧路在住の写真家と
流氷に集まるオオワシ・オジロワシの撮影におよんだ際に
同じボートに乗り合わせたビックネームの写真家3人。
今回の7Dmk2のカタログにテスターで載っている。
華々しくカタログ・講演会・テレビ出演。

私だけ・・・・・あの-20℃の流氷の上に置きさらしになった気分。

・・・・・・・あーあ!なんだか情けネエな。

撮影で外国の飛行場で着いて早々、左足首を捻挫。
片足引きずり帰国まで過ごし、
さらに追い討ちをかける様に・・・・・・経営する店での事故。
夜中に救急車を呼んでの騒ぎ。
その次は従業員が、奇病にかかり土曜日から締めてる。
開店記念日の記念すべきその日にだ・・・・・・。

そんな中、釧路の写真家との電話で、北海道千歳市在住の
ネイチャー写真家の巨匠、嶋田 忠先生が、銀座のキャノン
ギャラリーで個展を開催してるのを聞き、翌日すばやく銀座へ

・・・・・・・・目から鱗だった。

会場に入るやいなや、目に飛び込んできた、正面の作品。
ヤマセミである。「凍る嘴」と題して、久しぶりに精神を・・・
いや・・・・身体ごとフィルターに透し、不純物をすべて取り除いて
戴いた感じ。いろいろと話をさせて戴いた。久しぶりに希望がみえた。
それは、地獄の底からうらめしく、上を仰ぎ見ていると、一筋の蜘蛛の
糸が伸びて来たあの瞬間を文豪がつづったあの感じ。芥川龍之介
「蜘蛛の糸」とワンシーンの様である。
とたん元気がみなぎるのが判った。嶋田先生の作品から発する何か?
を私なりに捕らえ「ビタミン」となった。

上手く行かない時は、流れに身を投じ流れていけば何かに引っかかる。
それまで・・・・・流氷に取り残されたまま漂流して、何かに引っかかれば
漂流も終るさ。持ち前のプラス思考で物を考える事が久しぶりのできた。

ハヤブサの撮影に出かけてみた。
山麓は紅葉のギリギリ末期ではあったが、それなりのカットができた。IMG_0495_800






































ハヤブサはDNA鑑定の結果・・・猛禽類では無かった。
オウムの仲間らしい。私は認めない。ハヤブサは、鷹である。絶対。

絶対に認めない・・・・・・・言葉を覚えさせるとか。。。。絶対にさせない。

隼特攻隊だった祖父。祖父が聞いたら泣くよ。「ワシはひまわりの種なんぞ食わん!」
って。予科練の若き魂に、いったい!なんて説明するんだ!日本では絶対に
ハヤブサは「鷹」である。それでいいのだ!

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